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【ワキガ手術】手術の種類とメリット・デメリット

【ワキガ手術】手術の種類とメリット・デメリット

ワキガを根本から治すなら、ワキガの手術しか方法はありません。

ワキガの手術は、ニオイの原因であるアポクリン腺や汗のニオイの原因のエクリン腺、そして皮脂腺を除去することでニオイの直接的な部分にアプローチすることができます。

『一度手術をすれば長い間ワキガから開放感される』という利点から手術をした方、検討している方も少なくありません。

手術は医師が自分の目で部位を見ながら行う「直視下手術法」と、機械を見ながら手術を行う「非直視下手術法」の2つに分けられます。

その中でもいくつか種類がありますので、金額と合わせてご紹介していきたいと思います。

医者が直接部位を見て行う『直視下手術法』

直視下手術法では「剪除法(せんじょほう)」が、現在最も多くの病院で行われている手術方法です。

従来のものと比べると比較的効果が安定しています。

剪除法(せんじょほう)

ワキガの手術-剪除法(せんじょほう)

剪除法の詳細はこちらをご覧ください。

医者が機械を見ながら手術を行う『非直視下手術法』

直視下手術法に比べると、術後の傷あとが目立ちにくい治療法です。

皮下組織吸引法

ワキガの手術-皮下組織吸引法

皮下組織吸引法の詳細はこちらをご覧ください。

超音波吸引(治療)法

ワキガの手術-超音波吸引(治療)法

超音波吸引(治療)法の詳細はこちらをご覧ください。

皮下組織削除法

ワキガの手術-皮下組織削除法

皮下組織削除法の詳細はこちらをご覧ください。

保険が適用されるワキガ手術

基本的に、保険が適用されるワキガ手術は形成外科で受けられる剪除法(せんじょほう)という手術に限られています。

剪除法は両脇で5万円ほどの料金で、診察代込みでも10万円以内で収めることができます。

保険適用外の30~50万かかる手術と比べるとお手軽ではありますが、傷跡やダウンタイムのリスクがあるためドクターとよく相談することが大切です。

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保険が適用されるワキガ手術の適用条件とは?

保険が適用されないワキガ手術

美容クリニックでの治療や手術は保険適用外となることの方が多いです。

脇をほんの数センチ開け、そこに管を差し込みアポクリン汗腺を吸収する方法や、メスを使わずに電磁波でアポクリン汗腺を破壊する方法、デトックス注射で一時的に汗をかかなくする方法などがあります。

ただ、吸引法や電磁波での手術・治療はアポクリン汗腺を除去しきれないために、手術をしてもワキガが解消されなかったり、アポクリン汗腺が再発してワキガ臭が再発する可能性が高いと言われています。

デトックス注射は、効果は約3~半年ほどですがほかの手術・治療と同じくらいの費用がかかるのでお手軽とは言えません。

ワキガ手術のメリットとデメリット

ワキガ治療手術と適用保険3.手術のメリットとデメリット

ワキガ手術はワキガ臭が無くなるというメリットだけではなくデメリットも存在します。

ここからはワキガ手術のメリットとデメリットについて詳しくご紹介していきたいと思います。

ワキガ手術のメリット

ワキガ臭がなくなる

脇汗をかかなくなる

脇毛が生えなくなる(デメリットととる人もいます)

ワキガ手術のデメリット

ワキガ臭が収まらない・再発する

脇に手術後が大きく残ってしまう場合もある

代償性発汗がある

色素沈着で脇が黒ずむ、やけどなどのリスク

ワキガ手術のデメリットは大きく分けて4つあります。

それぞれ詳しくご説明いたします。

ワキガ手術のデメリット①
ワキガ臭が解消されない・再発する

ワキガ手術のデメリットとして良くあげられるのは、ワキガ臭が解消されないことや臭いが再発するということです。

これは、傷跡が目立たない吸引法などの手術に多いのですが、理由としてはアポクリン汗腺が除去できていないということや、成長してしまったということが考えられます。

アポクリン汗腺の位置は人によってバラバラなために、機械では届かない場所にアポクリン汗腺が存在している可能性があります。

そうすると、除去できていないアポクリン汗腺があるわけなので当然ワキガ臭は無くなりません。

また、アポクリン汗腺は貝柱の様にしっかりと脇裏にくっついているのですが、根本から除去をしないと成長して再発すると言われています。

吸引法では根元から吸い取ることができないので何か月~何年か後にはアポクリン汗腺が復活してしまうのです。

ワキガ手術のデメリット②
脇に手術後が大きく残ってしまう場合もある

ワキガ手術を後悔したという感想でよく上がるのが「脇に手術後が残ったこと」です。

ワキガ臭は改善されても、手術跡でワキガ体質だと分かり周囲に噂されてしまうので、自信をもって脇を上げられないというものになります。

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最近ではワキガ跡が目立たない手術方法もありますが、ワキガ跡が目立たない手術はアポクリン汗腺がしっかりと取り除けなかったり再発する可能性が非常に高いです。

今のところ一番ワキガ臭をしっかり解消してくれる可能性が高い手術は、傷跡が比較的目立ちやすい「剪除法」になります。

ワキガ手術のデメリット③
代償性発汗がある

ワキガだった方がましだったという口コミで良く見るのが「代償性発汗」です。

代償性発汗とは文字通り、脇から汗をかかない代償にほかの場所から現れる汗のことを言います。

手術により汗腺が取り除かれると、脇から汗が出なくなります。

ただ、今まで両脇から出ていた汗は出口を欲しているので、体のどこからか排出しなければなりません。

全身から上手に出る人もいますし、片手だけから両脇から出ていた分の全ての汗が出てしまう人もいます。

背中から、太ももから、額から、集中して汗が出てきてしまうという人もいるのです。

また、ワキガ体質の人は高確率でチチガやスソワキガです。

今までは脇のアポクリン汗腺だけが活発でワキガ以外はきがつかなかったけど、デリケートゾーンからの汗が増えたせいでスソワキガなどの臭いが強くなる人も多くいます。

ワキガ手術のデメリット④
色素沈着で脇が黒ずむ、やけどなどのリスク

手術後は色素沈着で脇が黒ずみます。

黒ずみがとれるまでに1~2年かかるという人もいますし、何十年も黒いままということもあります。

また、手術内容やドクターの腕次第では皮膚の壊死や火傷などが起こることもあります。

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手術は手術別のデメリット以外に、全ての手術に共通するリスクも存在する

今紹介した手術別のデメリット以外に、全ての手術に共通するリスクも存在します。

手術は自分の体を傷つける行為ですからリスクはつきものです。

そのため安易に手術を決めるのはお勧めしません。

以下3つのリスクは抱えなければならないということを念頭に置き、もう1度検討してみましょう。

リスク①・②:傷跡や色素沈着のリスク

傷跡や色素沈着のリスク
傷跡が残りやすい剪除法(せんじょほう)では、縫合技術によっては非常に目立つ跡になることも少なくありません。

かといって傷跡を気にするあまり症状と合わない治療法を選んでしまったら、せっかく手術をしても臭いの元が残ってしまう可能性もあるのです。

また、手術後は炎症によって色素沈着が起こり、脇が黒ずんでしまう可能性もあります。

基本的には時間の経過とともに元の色に戻りますが、場合によっては全体的にシミになったり一部だけシミになることもあるようです。

臭いが取れてもビジュアル面が気になったり、「ワキガだった」とバレたくないという方は、きちんとカウンセリングを受け、信頼できるドクターを探すことから始めましょう。

リスク③:手術したのに、ワキガが治らない場合も…

ワキガ手術の最大トラブルは「手術をしたのにニオイが消えていない」というものです。

高いお金、痛み、傷跡、リスクなどを抱えてこのようなことが起きてしまってはあんまりですよね。

どうしてこのようなことが起こるのかは主に3つの原因があります。

ワキガ手術トラブルの3つの原因

症状と治療法が合っていない

ワキガの臭いは軽度・中度・重度に分けられます。

例えば臭いが重度の方が超音波吸引法を行っても、除去できなかった線から臭いが発せられるため効果がありません。

アポクリン腺などワキガの元の数や範囲、活発性などをきちんとカウンセリングし、自分のワキガにはどの手術方法が合っているのかを詳しく説明してもらうようにしましょう。

無臭になると勘違い

トラブルの中でも一番多いのが、「手術をすれば無臭になるという勘違い」です。

どのような手術でも全ての汗腺を取り除くのは不可能であり、破壊した汗腺の5~10%は再生する場合があります。

しかし、重度の方が重度のままというものでは無く、『重度だったけど制汗スプレーなどでケアすれば臭わない』というケースが多いようです。

ワキガの手術をしても、デオドラントは必要だと思っておくと良いかもしれません。

精神的な思い込み

長い間悩んでいたからこそ「もしかしたらニオイがするかも」という不安から中々逃れられず、人にジロジロ見られたりすると「やっぱりニオイがするんだ!」と思い込んでしまうケースもあります。

この場合、ストレスや不安を抱えることで交感神経が活発化し、エクリン腺から汗が出やすくなり本当にワキガ臭がしてしまうということもあるのです。

不安になったらもう1度クリニックでチェックしてもらうようにすると安心です。

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