楽しい飲み会の後の辛い二日酔い。
もう絶対飲まないぞ!と決意してもついつい飲みすぎてしまいますよね。
この辛い二日酔い、症状によって対策方法が違うことをご存知ですか?
実は二日酔いの原因は1つではありません。
間違った対策をすると逆効果になることもあるのです。
今回は二日酔いの種類と、症状にあった対策方法をご紹介していきたいと思います。
目次
二日酔いの種類と症状は何通りもある!?
二日酔いは飲んだお酒や飲み方などによって種類が分かれます。
頭痛・吐き気・下痢などの症状で判断して対策を練っていきましょう。
出典: http://hangover.hajime123.net/05.html
頭痛 | だるさ | 吐き気 | 食欲不振・下痢 | 筋肉痛 | |
---|---|---|---|---|---|
アデノシン | ◯ | ||||
脱水症状、頻尿 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | |
低血糖症 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | |
アセトアルデヒド | ◯ | ◯ | ◯ | ||
胃の塩酸分泌 | ◯ | ◯ | |||
酸素不足 | ◯ | ◯ | |||
メタノール | ◯ | ◯ | ◯ |
アデノシンが原因(症状:ズキズキする頭痛)
アルコールには血管を拡張する働きがあるので、アルコールを摂取している最中にドキドキと脈が激しくなるのを経験したことがあるかと思います。
お酒を飲むと気分を高揚するのは、この働きがあるからなんです。
アルコール以外にもアデノシン(日本酒に多く含まれる)やアセトアルデヒド、酢酸にも血管拡張作用があり、 血管拡張作用は長く続くほど血管が炎症を起こすため、二日酔いの症状であるズキズキとした頭痛の原因となってしまいます。
アデノシンが原因の二日酔い対策
アデノシンが原因のズキズキする頭痛には、血管を収縮させることが一番効果的です。
血管はストレスなどでも収縮しますが、もっと手軽に収縮させることができます。
それは、コーヒーやエナジードリンクに多く入っているカフェインや、牛乳に含まれるセントロニンを摂取することです。
また、この二日酔いには頭痛薬も効果があります。
コーヒーやエナジードリンク、牛乳は即効性はあまり無いため、即効性のある頭痛薬も飲んで安静にしましょう。
脱水症状、頻尿が原因(症状:だるさ、吐き気、食欲不振、疲れ)
アルコールには利尿作用があるため、たくさんアルコールを摂取しているつもりでも摂取量よりも多くの水分が体の中から出て行ってしまいます。
500mlのビールを2本飲むと1L近くの水分が体から排出されるのです。
脱水症状が原因の二日酔いは、二日酔いの中で最も多くなっています。
脱水症状、頻尿が原因の二日酔い対策
アルコールによる脱水症状が原因の二日酔いを治すにはスポーツドリンクが有効です。
有名な商品ではポカリスエットやアクエリアスなどですね。
また、お味噌汁や魚介類は栄養補給にすぐれているだけでなく、アルコールの分解を早めてくれますので、まだ体内にアルコールが残っている時は、しじみの味噌汁などを飲むようにすると良いでしょう。
低血糖症が原因(症状:頭痛、だるさ、筋肉痛)
飲酒によるアルコールは全て肝臓で処理されます。
通常、肝臓はアルコールを摂取していない時には、糖分を貯蔵し、必要に応じて供給しています。
しかし、飲酒によりアルコールが入ると、肝臓は他の働きを休ませてアルコールの分解を優先させ、貯蔵してある糖分を使います。
この糖分の貯蔵量は多くても8時間程度しかストックがなく、アルコール分解に貯蔵してある糖分が使われることにより、糖分が不足してしまいます。
そうするとグルタミンによる糖(グリコーゲン)が減少し、頭痛・だるさ・筋肉痛といった低血糖の症状が現れる二日酔いとなります。
低血糖症が原因の二日酔い対策
低血糖の治療には果実が即効性もあり非常に有効です。
ただし、酸性のりんごなどはNG。
オレンジやレモンなどを絞りましょう。
そして、砂糖が使用されているコーンフレークも効果的です。
コーンフレークにしぼりたてのオレンジジュースがオススメの朝食です。
胃の塩酸分泌が原因(症状:吐き気、食欲不振、下痢)
アルコールは胃酸の分泌を促すので吐き気や食欲不振、下痢といった症状につながります。
胃の塩酸分泌が原因の二日酔い対策
胃の塩酸分泌には生姜が有効です。
白湯に生姜をいれて生姜汁にして飲むのがオススメです。
吐き気や胃のムカつき用の市販薬も効果的です。
メタノールがが原因(症状:頭痛、だるさ、吐き気、体の痛み)
ブランデー・ウィスキー・テキーラを摂取した時の二日酔いはメタノールが原因の可能性があります。
メタノールが原因の二日酔いは、今までご紹介してきた対策だと逆効果になる恐れがありますので注意しましょう。
メタノールが原因の二日酔い対策
メタノールが原因の二日酔いは、メタノールを体の外に出すしかありません。
お風呂やサウナ、運動などで汗をかいてアルコールを外に出していきましょう。
水分補給は酸素入りミネラルウォーターがオススメです。
メタノールが原因の二日酔いは、果実やカフェインを摂取すると余計気持ちが悪いなどの症状になってしまいますので注意しましょう。
二日酔いの仕組みと原因が分かれば適切な処置が出来る!
お酒を飲んだ次の日は自分の体調を注意深く観察して、いつもの二日酔いと何か違うな、と思ったら違う対策をとるようにしましょう。
いつも脱水症状が現れる二日酔いの方は、アルコールを摂取している最中も水などを一緒に飲むようにし、低血糖になる方は甘いものをつまみにお酒を飲むなどの工夫をすると、二日酔いの症状が格段と軽減されます。
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