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【結婚式のマナー】挨拶、ご祝儀、服装など(ゲスト編)

【結婚式のマナー】挨拶、ご祝儀、服装など(ゲスト編)

結婚式はそこまで頻繁にある物ではないので、いざお招きされると自分の覚えているマナーが合っているのか不安になってしまうことはありませんか?

今回はそんな時に困らないよう、挨拶の仕方・ご祝儀の金額・服装など結婚式の一般常識をまとめてご紹介いたします。

結婚式の招待状が来た段階で是非チェックしてくださいね。

1.招待状の返信の仕方

新郎新婦は出欠の確認をしてから席次、席札、引出物などを準備するため結婚式の招待状が届いたら、なるべくすぐに返信するのが基本のマナーです。

まずは返信をする際のマナーをご説明していきます。

1.招待状の返信の仕方

出典: http://www.hitachi-solutions.co.jp/column/tashinami/wedding1/

元々印字されている、宛名の「行」を二重線で消して下や横に「様」を足します。

出席、欠席のどちらかを丸で囲みます。選んでいない方は二重線で消しましょう。(「寿」の字で消すと上品です)

「御」や「ご」の字は二重線で消します。(御出席、ご住所など)

余白の部分にお祝いの言葉を添えましょう。

(例) 「ご結婚おめでとうございます。おふたりの幸せな姿を見られるのを楽しみにしています。」

欠席の場合は余白の部分に欠席の理由を書きます。

(基本的には欠席理由を明確にしなければなりませんが、万が一ほかの結婚式と日付が被ったというような場合は「やむを得ない事情によりまして」と言葉を濁しましょう。)

(例) 「このたびはご結婚誠におめでとうございます。せっかくのお招きなのですが、あいにく長期の出張があり欠席させていただきます。おふたりの幸せを心からお祈り申し上げます。」

2.ご祝儀の金額

結婚式のご祝儀の場合、『割り切れる』という意味の偶数は昔から良くないとされていたので3万円、5万円といった割り切れない額を用意していましたが、最近ではあまり気にしないようです。

例えば2万円を用意したら、5,000円札を奇数の3枚用意するといった工夫が行われています。

ただ、忌み数字の4万円と9万円は避けましょう。

ご祝儀の金額は、相手との関係性や自身の年齢、立場などによって変わってきます。

以下をご祝儀の金額の目安にしてください。

グループで行く場合はあらかじめ相談しておくと良いですよ。

自分から見た関係20代30代40代~
同僚2~3万円3万円3万円
部下3万円3万円3~5万円
取引先3万円3万円3~5万円
兄弟姉妹3万円3~5万円5~10万円
甥・姪3~5万円5~10万円
いとこ2~3万円3~5万円3~5万円
友人2~3万円2~3万円3万円

ご祝儀のお札は必ず『新札』を用意して熨斗袋(のしぶくろ)にいれます。

ご祝儀が2~3万円ほどの場合は、シンプルな熨斗袋を選びましょう。

水引きが結び切りで表書きが「寿」か「御祝」となっているものが一般的です。

金額が5万円以上と高額な場合は、豪華な水引きを選ぶと良いですよ。

3.服装

一般的な式場またはホテルで行う結婚式の場合の服装をご紹介します。

結婚式の主役は新郎新婦なので、「白色」は絶対にNG。

モーニングなどの格式高い服装は新郎新婦の親族のみOKです。

女性の服装(洋装)

女性のゲストの服装は、洋装の場合アフタヌーンドレス、イブニングドレス、フォーマルスーツが一般的です。

午前中から昼間の間はアフタヌーンドレス、夕方17時以降の場合はイブニングドレスが良いででしょう。

色は何色でも構いませんが白は避けてください。

黒もOKなのですが、暗くなりすぎるのは良くないのでその場合はアクセサリーを華やかにしてくださいね。

また肌を露出しすぎる下品な服装はNGです。

必ずストッキングを着用し、肩の出ている服装の場合はストールを身につけましょう。

女性の服装(和装)

和装はゲストが未婚か既婚かによって着て良いものが違います。

未婚、既婚ともに着られるものは訪問着、未婚者しか着られないのは振袖になります。

未婚者が振袖を着るときは中振袖が一般的。

男性の服装(洋装)

黒のスーツに白いワイシャツとネクタイ、胸ポケットにチーフというスタイルが一般的でしたが、最近ではダーク系のスーツに、色物のネクタイやカラーシャツでもOKなようです。

結婚式を挙げる方の年齢が上なら昔ながらのルールを守り、若い世代であれば周りの友人と相談して決めるのもよいでしょう。

しかし、靴は必ず靴紐があるものにしてくださいね。上着はダブルでもシングルでもOKです。

男性の服装(和装)

男性の和装は結婚式のスタイルによっては場にそぐわないこともあります。

友人に相談しましょう。

知らないと恥をかく結婚式のマナー一覧

知らないと恥をかく、結婚式のマナーを一覧にしました。

これを参考に結婚式の立ち振る舞いに注意してくださいね。

(1)ギリギリの到着はNG

結婚式のマナーとして、時間ギリギリに到着するのはNGです。

挙式から参列する場合は、挙式よりも時間が早いのでッ注意しましょう。

時間には余裕をもって、20分前ぐらいに到着するのがベストです。

(2)受付の挨拶

受付ではお祝いの言葉と名前を名乗ります。

「本日はおめでとうございます。新郎友人の○○です」と挨拶したら芳名帳にフルネームで、名前を記帳します。

記帳が終わったら相手に正面を向けるようにご祝儀袋を出して「気持ちばかりですが、お納めください」と両手で渡します。

(3)新郎新婦の両親に挨拶を

新郎新婦の両親がいたら、「新婦友人の○○です。本日はおめでとうございます。」と挨拶するのがマナーです。

この時、両親はたくさんのゲストに挨拶しなければならないので、長話は避けるようにしてくださいね。

(4)初対面でも同じテーブルなら挨拶を

席の都合で知らない人と同席になることもあります。

同じテーブルに初対面の人がいる場合は、自己紹介をしましょう。

(5)席札やメニューは卓上に置き、帰りは持ち帰る

テーブルの上に置かれている席札や料理のメニューが書いてある紙は、披露宴が終わるまで卓上に置いておき、退席の際持ち帰るのがマナーです。

(6)スピーチは耳を傾ける

主賓や友人のスピーチ中におしゃべりはNGです。

一度食事を中断しきちんと耳を傾け、最初と最後に拍手をしましょう。

乾杯の発声の時は、音頭に合わせて「乾杯」といってくださいね。

「こんなときどうすれば良いの?」一覧

結婚式で起こり得る非常事態、「こんな時はどうすれば良いの?」をまとめました。

予備知識として覚えておくといざという時に便利ですよ。

(1)出席の返信をした後に欠席しなければいけなくなった時

招待状は出席で返信をしたのに、事情でやむを得ず欠席しなければならなくなった時は分かった時点ですぐに直接連絡するのがマナーです。

電話などで謝罪と理由を説明するのがベスト。

結婚式を欠席すると、新郎新婦は席の配置を決めなおしたり、引き出物、お料理のキャンセルなどで時間を取られてしまうことになります。

そのため、招待状返信後のキャンセルはご祝儀かお祝いの品を送るのがマナーです。

ご祝儀の金額は通常の半分~3分の1程度が一般的。

結婚式より前に自宅に直接届けるか、のし袋に包んで書留で郵送しましょう。

(2)遅刻をしてしまった時

飛行機の都合や電車の遅延、道の渋滞などで遅刻してしまうときは、遅刻が分かった時点で先についている友人に連絡を入れましょう。

会場の係の人に伝えておいてもらえば、扉の前などで待っていて指示をしてくれます。

万が一、誰にも連絡できない場合は直接自分でホテルに連絡をし、会場に着いたらスタッフに声をかけて指示を仰ぎます。

挙式の前に遅刻が分かっている場合は、新郎新婦にも連絡を入れておくとベストです。

(3)早退したい時

早退しなければいけないことが事前に分かっているのなら欠席するのがマナーですが、新郎新婦に了承を得られているのなら会談中などのシーンで目立たないように退席します。

気分が悪くなった、緊急事態があったとその場で早退を余儀なくされる場合は会場スタッフに早退する旨と理由を伝えて、新郎新婦に伝えてもらいましょう。

当日の夜や後日、必ず自分で謝罪の連絡をしてくださいね。

結婚式のマナー〜終わりに〜

結婚式の主役は新郎新婦だという心を大切にしていれば、早々マナーを違えることがありません。

せっかくの晴れの日ですから、マナーを守らず険悪な関係になるのではなく、マナーを守って最高の1日にしましょう!

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