【葬儀・葬式のマナー5選】知らないと恥ずかしい!~お香典やお焼香など~

葬儀や葬式は頻繁にある物ではないので、いまいマナーが分からない、覚えていないという人も多いと思います。

今回はうっかりミスをして恥ずかしい思いをすることのないように、基本的な葬儀・葬式のマナーについてご紹介していきたいと思います。

葬儀・葬式のマナー(1)服装

葬儀・葬式には服装の規定があります。

宗教的な理由でこれに伴わない場合もありますが、一般的な服装は以下になります。

ブラックフォーマル、喪服または礼服

ネクタイは黒、光沢はNG

靴、靴下、ストッキングも黒(ストッキングの場合は肌色もOK)

着物の時は婚指輪以外のアクセサリーはNG、洋装では黒い宝石、真珠はOK.

ブラックフォーマル、喪服または礼服

緊急で間に合わない場合はブラックのビジネススーツや、トーンダウンしたネクタイで良いという説もありますが、マナーを気にするご家庭では「コンビニでネクタイぐらい買ってくれば良いのに」と思われる可能性もあります。

ネクタイは黒、光沢はNG

みなさん間違えやすいのがネクタイの結び方です。

ネクタイの結び方は、「プレーンノット」です。

華やかに見せるたまのディンプルは作らないように注意してくださいね。

出典: https://all-souzoku.com/article/349/

靴、靴下、ストッキングも黒(ストッキングの場合は肌色もOK)

また、女性のストッキングに関してはマナーが諸説あります。

お年を召した方程黒のストッキングはNGだと言いますが、比較的若い世代ではベージュがNGとされています。

近年では黒のストッキングの方の方が多いようですが、故人のご家庭の考えに合わせるのがベストです。

しかしながら素足は絶対にNGなので、ストッキングは着用するようにしましょう。

着物の時は婚指輪以外のアクセサリーはNG、洋装では黒い宝石、真珠はOK

アクセサリーに関しては、着物の際は結婚指輪以外のアクセサリーはNGです。

洋装の場合は派手でない黒い宝石や「月の涙」「涙の象徴」と言われる真珠ならOKです。

真珠の場合、白、グレー、黒はOKですが、大きさは8cmまでと決まっています。

葬儀・葬式のマナー(2)挨拶

ここでは挨拶のマナーをご紹介していきます。

葬式の際、受付で名前を記載する際にお香典を渡します。

この時にお悔やみを言うのがマナーですが、お悔やみの言い方にも気を付けなければなりません。

「この度はお悔やみ申し上げます」が一般的な挨拶

静かに挨拶をする

「お疲れ様です」はNG

笑顔はNG

明るく元気の良い挨拶はNG

葬式は故人が他界したことに悲しみご冥福をお祈りする場所です。

TPOをわきまえた態度で挨拶をしましょう。

葬儀・葬式のマナー(3)お香典

次に、お香典のマナーについてご紹介します。

香典とは、線香や抹香、花の代わりに死者の霊前に供えるものです。

通夜または葬式のいずれかに持参します。

お香典の渡し方

現金を不祝儀用ののし袋につつんで、受付で渡します。

相手に名前を向けて、両手で持って渡しましょう。

お香典の金額

お香典として包む金額は、故人との付き合いの深さや贈り手の年齢によって違います。

以下がお香典の相場になります。

香典の金額の相場 [単位:円]
あなたとの関係 亡くなった人 贈り手のあなたの年代とお香典相場
20代 30代 40代
勤務先の上司 本人 5,000 5,000〜10,000 10,000〜
その家族 3,000〜5,000 3,000〜10,000 5,000〜10,000
勤務先の社員や同僚・部下 本人 5,000 5,000〜10,000 10,000〜
その家族 3,000〜5,000 3,000〜10,000 3,000〜10,000
祖父母(祖父・祖母) 10,000 10,000〜30,000 30,000〜50,000
親・両親(父・母) 30,000〜100,000 (50,000〜)100,000 100,000〜
義理の両親・父母(妻,嫁の親)(夫,婿の親) 30,000〜100,000 (50,000〜)100,000 100,000〜
兄弟・姉妹 30,000〜50,000 50,000 50,000
おじ・おば(伯父、叔父、伯母、叔母) 10,000 10,000〜20,000 10,000〜30,000
その他の親戚・親族・いとこ 3,000〜10,000 3,000〜20,000 3,000〜30,000
友人・知人 5,000 5,000〜10,000 5,000〜10,000
友人の親(友人の父・母) 3,000〜5,000 3,000〜10,000 3,000〜10,000
友人とのおつき合いの深さや、友人の親との面識の有無などによって異なります。
なお、友人どうしで数人で数千円ずつ出し合ってキリの良い金額にすることもあります。
恩師、先生 3,000〜5,000 3,000〜10,000 3,000〜10,000
卒業後の恩師とのおつき合いの深さや、学生時代にお世話になった度合いによって異なります。
なお、友人どうしで数人で数千円ずつ出し合ってキリの良い金額にすることもあります。
隣近所 3,000〜5,000 3,000〜10,000 3,000〜10,000
仲人 10,000 10,000 10,000〜

葬儀・葬式のマナー(4)お焼香

葬儀・葬式の際に必ずやることは、お焼香です。

椅子を立ち上がり故人の前に行き、最後のお別れをします。

仏教では、香は「心身を清める」、「心を落ち着ける」、「仏様のお食事」という意味を持っているので、必ず行われるのです。

お焼香の際は以下のポイントを抑えておきましょう。

会場の真ん中ではなく、なるべく端を歩いて向かう

お焼香の前に遺族と遺影に1回ずつお辞儀をする

お焼香は親指・人差し指・中指の3本でつまむ

お焼香の回数は宗派で違う(自分の宗派でOK)

戻る時には再度遺族と遺影一礼ずつする

自身の宗派や故人の宗派が分かる方は、以下のお焼香の回数を参考にしてください。

・天台宗 1回または3回(特にこだわらない)
・真言宗 3回
・臨済宗 1回
・曹洞宗 2回(1回目は額におしいただき、2回目はいただかずに焼香する)
・浄土宗 特にこだわらない
・浄土真宗 本願寺派 1回(額におしいただかずに)
・真宗 大谷派 2回(額におしいただかずに)
・日蓮宗 1回または3回
・日蓮正宗 3回

葬儀・葬式のマナー(5)会葬御礼

一般的には会葬御礼という「お葬式に足を運んでいただいてありがとうございます」というお品をいただいて葬儀を後にすることになりますが、ここにも最後の注意があります。

静かに「恐れ入ります」と言って一礼する

また、会葬御礼の袋の中に「お清めの塩」が入っているので『清めてから家に入る』という意味で自身や同行者の肩や足元に少しだけ振りかけてから自宅に上がるようにしましょう。

葬儀・葬式のマナー5選〜終わりに〜

守らなければならないマナーは存在しますが、ほとんどの遺族の方は故人の冥福を祈ってもらいたいだけ、ということもありますから、悲しむ気持ちを前面に押し出してマナーは二の次でも構わないと思います。

故人のご冥福を心よりお祈りしましょう。

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