「一人だと気がラクだから誰にも頼りたくないし頼られたくない」
フェイクでそのように思っていても、やっぱり誰かに頼られたら嬉しくなりますよね。
今回は、周りから頼られるための心構えを6つご紹介していきたいと思います。
目次
周りから頼られる人間になるための6つこと
1.責任転換をしない
「できる男(女)」を装っている人ほど自分のプライドを守ることに必死です。
上手くいけば「手柄は自分の物」。
しかし下手をすれば「自分は悪くない、○○がミスをした」と責任転換してしまうのです。
しかし、それは本当に他人のミスでしょうか。
あなたが出来ることがあったのではないですか?
チェックがあまかった、部下の体調まで気づかってあげられなかった、適材適所を考えられなかった、などあなたの責任がゼロではないと思います。
「あいつのせいで!」と思ってしまう気持ちは分かりますが、どれか1つでも自分のミスが合ったのならそれを言葉に出して謝りましょう。
周りから頼られる人間になるための6つこと
2.言い訳よりもまず謝罪
人間だれしもミスはするものです。
「○○さんがこう言っていたから」「最近疲労が貯まってて…」なんてプライドを守るために言い訳するのはやめましょう。
“この人は何かミスする度にああやって言い訳するんだな”と思うと頼ろうと思えなくなります。
どんな小さなことでも「ごめん!私がミスした!」「すみません。うっかりしていました」とまずは謝罪をしましょう。
周りから頼られる人間になるための6つこと
3.自分一人で抱え込まずに分担するのが上手
人に頼られる人は場の空気をキチンと読むです。
例えば、文化祭の出し物の用意をしていたとしましょう。
「Aさん絵がうまいから看板に絵を塗ってほしい」
「Aさんは工作得意だから組み立てもして!」
「当日の売上に繋がるような指導をしてほしい」
このようにいっぺんに頼られてしまったとしましょう。
要領の悪い人はすべてを引き受けてしまいます。
その結果、自分だけが居残りをしなければいけなくなって大変だったり「頼んでおいたことやっていないじゃない、違う人に頼もう」と思われてしまうのです。
こんな時、要領のよい人は適材適所の人物を見抜いて自分以外の人を働かせます。
「Bが美術部だからお願いしておくよ」
「工作は(暇そうな)CとDにお願いしようと思ってたんだ」
「E先生を呼んでくるから直接指導してもらおう!」
と瞬時に状況を見て最善な判断ができるのです。
その結果、時間内に平等に仕事を分担することで、みんなで文化祭の出し物を作り上げることができ、1人で抱え込むより良いものが仕上がることでしょう。
頼まれたことを誰かに投げっぱなしではなく、見回りやチェックを怠らないこともポイントです。
周りから頼られる人間になるための6つこと
4.意見をコロコロ変えない
信用されない人の特徴として意見がコロコロ変わるというものがあります。
例えば、友人が「一緒に会社を立ち上げよう!飲食店について勉強しておいて」と言うとします。
あなたは接客、調理、風営法、インテリアなどたくさんの勉強をしました。
しかし3日後に会ったら「飲食店は儲からないからやめた。ITにしよう!」と言ってきたのです。
そのように言ってきたら信頼を無くしますよね。
あなたの3日間は全くの無駄になったのです。
「この人と共同経営はできないかも…」そんな気持ちになりませんか?
1度決定してしまったことは覆すべきではありません。
誰かを巻き込んでしまったのならなおさらです。
誰かに話す前に、自分でたくさんのことをシュミレーションして「大丈夫」と確認してから誰かに話すようにしましょう。
また、どうしても意見を変えないといけなくなった時は“断定”ではなく“相談”をするべきです。
「飲食店なら大丈夫だと思っていたんだけど、すべての予算を出したら結構赤字になってしまった。どう思う?もしITならこのくらい黒字になりそうなんだけど…」と具体的なデータを出して相談しましょう。
この時、きちんと代替え案をもっていくのがポイントです。
周りから頼られる人間になるための6つこと
5.正論ばかりが真実ではない
正論ばかりが正しいこととは限りません。
ミュージカルで有名なレ・ミゼラブルの主人公ジャン・バルジャンは妹の子供がお腹を空かせて今にも死んでしまいそうだったことでパンを盗み、何十年も牢屋にいれられます。
(刑期がのびたのは脱獄しようとしたからというのもありますが、ここではおいておきます)
人のものを盗んだので牢屋に入れられるのは当然のことです。
しかし、ジャン・バルジャンは逆恨みをして仮出所してからも心が荒みまくりました。
「寒さをしのぎなさい」と協会に招き入れ、スープをご馳走してくれた司祭様からも物を盗むほどです。
盗みを働いて逃げた翌朝、ジャン・バルジャンは衛兵に捕まり司祭様のもとへ連れていかれました。
「あなたからもらったと言っていますが本当ですか?」
司祭様は答えます。
「本当です。私の友に差し上げたのです。急いでいなくなったのでびっくりしましたよ。それだけでなくこちらのものも上げる予定だったんです。どうぞ」
ジャン・バルジャンはその言葉で人間としての心を無くしていたことに気が付きました。
司祭様のおかげで人間の心を取り戻して、人々のためになることをしようと決意しました。
この話の中で、本来正論はジャン・バルジャンを牢屋に入れたことや衛兵がジャン・バルジャンを捕まえたことです。
しかし、ジャン・バルジャンの心を救って結果的にたくさんの人も救うことができたのは、本来ならば正論ではない司祭様の愛のある嘘なのです。
このことを頭においておくと良いかもしれませんね。
周りから頼られる人間になるための6つこと
6.自分の枠を超えてヒトを助ける
頼られる人は、誰かが困っているなと思ったら手を差し伸べることができます。
自分は営業だけど、パソコンの使い方が分からない事務員がいれば教えてあげたり、重い荷物をもっているおばあちゃんがいれば助けてあげます。
それは、「自分にできることだから」です。
自分には関係ないや、と思わず自分にできることは率先してやってみましょう。
周りから頼られる人間になるための6つこと〜終わりに〜
人は1人では生きられないのですから、持ちつ持たれつという関係が好ましいです。
上司からしてもらって嬉しかったことを今度は部下に、知らない人からもらった好意をまた知らない人に繋げてあげられると良いですね。
そんなあなたの周りには、あなたを頼りにしている人がたくさんいるはずですよ。
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