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【決定版】口臭の原因と原因別口臭予防・対策方法

【決定版】口臭の原因と原因別口臭予防・対策方法

近くで話しかけられたら顔を顰められた経験がありませんか?

1人だけじゃなく、何人もの人にそうされた経験があるならそれは口臭が原因かもしれません。

口臭予防はエチケットです。

最近話題のスメルハラスメント(臭いの嫌がらせ)対策としても、適切な口臭の予防と対策で、さわやかな息を目指しましょう。

目次

口臭の原因は3種類のガス

「口臭」とは、さまざまな原因で吐く息が悪臭なことを指します。

よだれのような臭い、ヤニの匂臭い、酸っぱい臭い、生物の臭いなど臭いの種類は色々とありますが、臭いを嗅ぐ側が悪臭と判断すれば「口臭」になるのです。

口臭の原因は3種類のガス

出典: http://morning-breath.jp/cause

口臭の原因は、硫化水素、メチルメルカプタン、ジメチルサルファイドの3つのガスに分かれているので、原因別に解決方法をご説明していきます。

自分がどの原因に当てはまるのか考えていきましょう。

口臭の原因と種類

硫化水素

主に舌の汚れや口内環境が原因で起こる口臭です。主に卵のくさったようなニオイがします。

メチルメルカプタン

歯周病や虫歯など歯のトラブルによって起こる口臭です。魚や野菜が腐ったようなニオイがします。

ジメチルサルファイド

消化器系不良やお酒、たばこなどの嗜好品で起こる口臭です。病気の種類や原因によってニオイは異なりますが、生ごみのようなニオイがすると感じる人が多いようです。

それでは原因別に詳しい症状と解決方法をご紹介していきます。

口臭の原因①:舌の汚れや口内環境が原因の『硫化水素』

口臭の原因で1番多いのは硫化水素が原因で起こる口臭です。

においの発生源は口の中に残ってしまった食べかすや口内の粘膜が剥がれたものを細菌が分解することによって起こります。

細菌は中の乾燥によって活発化し、食べかカスなどを分解する際にさかんに硫化水素を生産、これが悪臭を放ちます。

しかも、硫化水素は青酸ガスの次に強いといわれているほどの猛毒です。

幸い中毒が起きほどの量ではありませんが、これらが舌や歯の間、自分で掃除することのできない歯周ポケットにたまることにより口の中から悪臭がすることとなります。

硫化水素が原因の口臭1、歯磨きが正しくない

硫化水素が発生する元の原因は「食べカス」です。

細菌を増殖させないためにも正しい歯磨き方法を覚えましょう。

正しい歯の磨き方

正しい歯の磨き方1

出典: http://clinica.lion.co.jp/oralcare/hamigaki.htm

1.歯磨きは「歯」を磨くだけではありません。

ハブラシの毛先を歯と歯ぐき(歯肉)にあてて磨いていきましょう。

この時、大きなストロークで歯を磨くのではなく、1本1本細やかな動作で磨いていくことがポイントです。

正しい歯の磨き方2

出典: http://clinica.lion.co.jp/oralcare/hamigaki.htm

2.歯を磨くときは軽い力で動かします。

すぐに歯ブラシの毛先が広がってしまう人は要注意。

鉛筆を持つような力で歯ブラシを持ちましょう。

正しい歯の磨き方3

出典: http://clinica.lion.co.jp/oralcare/hamigaki.htm

3.5~10mmの幅を目安に小さな動作で小刻みすべての歯を磨いていきます。

歯ブラシを横にしてすべての歯を磨き終わったら、今度は歯ブラシを縦にして磨きましょう。

正しい歯の磨き方4

出典: http://clinica.lion.co.jp/oralcare/hamigaki.htm

4.歯ぐき(歯肉)に対しては一度歯ブラシを横にして磨いたら、今度は45度の角度に毛先をあてて5mm幅程度に動かして磨いていきます。

正しい歯の磨き方5

出典: http://clinica.lion.co.jp/oralcare/hamigaki.htm

磨き残しや食べカスの付着が多い「歯と歯の間」や「奥歯のかみ合わせ、親知らず付近」「歯と歯茎の境目」「歯並びがでこぼこしている所」などに注意して磨いてくださいね。

硫化水素が原因の口臭2.舌も忘れずに磨く

硫化水素が原因の口臭2.舌も忘れずに磨く

出典: http://www.sakura-haisha.com/blog/2014/04/post-138-835727.html

舌に汚れが付着することを「舌苔」といいます。

うっすらと薄く白いものが付いているのが正常の舌ですが、白いものが多い場合は口臭の原因となりますので取り除きましょう。

この時、歯ブラシで舌を磨いてしまうと舌の上皮が剥がれて炎症を起こしてしまうこともあるので、舌専用のブラシで磨くようにしてくださいね。

正しい歯磨きのタイミング

昔は食後すぐに歯を磨くのが良いとされていましたが、今ではそれが少し変化してきています。

物を食べたすぐ後は食べ物によって口の中が酸性になっているので、歯が傷つきやすくなっているのです。

食後は10分ほど唾液で口の中を中和してから歯磨きをするようにしましょう。

口臭の原因1は硫化水素。
硫化水素は口の中に残った食べかすや粘膜を細菌が食べることで発生するガスです。
歯と歯の間や、舌をよく磨きましょう。

口臭の原因②:歯周病や口内のトラブルが原因の『メチルメルカプタン』

メチルメルカプタンは、「硫化水素」と同じく『口内の唾液量が少なくなった時』に細菌が増殖するのが原因で起こります。

硫化水素との違いは『歯周病かどうか』です。

歯周病ではない口臭は硫化水素を発生させ、歯周病の口臭はメチルメルカプタンを発生させるのです。

メチルメルカプタンは、歯を磨いた直後を0%とするとその30分後に20%、1時間後には90%も発生しています。

歯周病や口内のトラブルが原因の『メチルメルカプタン』

出典: http://www.hamigaki.gr.jp/hamigaki2/school/class_03.shtml

まずは、口の中の唾液量の低下の原因と対策、その次に歯周病の原因と対策についてご紹介します。

メチルメルカプタンが原因の口臭1.寝起きの口臭原因

メチルメルカプタンが原因の口臭1.寝起きの口臭原因

出典: http://www.excellentbreath.com/breath/2005/11/breath-medical/

睡眠中は唾液の分泌量が抑制を受けている状態にあるので口の中には細菌が増え続けます。

口の中の細菌は睡眠後3時間ほどで爆発的に数が増えていき、睡眠から約8時間で温和状態になります。

起床後すぐの唾液1CCの細菌数は、便1gの10倍量なので、起床後すぐの口の中は「うんこ10gと同じ量の細菌がいる」ということになるのです。

就寝中には以下のことが起きている場合には、翌朝の息が臭うようになります。

しかしこれは生理的な現象で誰にでも起こり得ることで、少し気を付ければ防げることです。

(1)無刺激状態

眠っている間の口の中は「無刺激状態」にあります。

唾液は口や舌を動かすことで分泌されているので、眠っている間に口が動かなければ唾液は当然分泌されないことになります。

また、口を開けて眠っている人は口の中にさらなる口臭の原因である乾燥を招きます、

(2)いびき鼻づまり

いびきや鼻づまりなどで口呼吸をすると、ただでさえ唾液が少なくなってきてしまっている口内をさらに乾燥させてしまいます。

(3)食事のカスが残っている

口の中の細菌は、口の中に残っている食事カスや粘膜のはがれたものなどを餌に増殖します。

夜に口の中を清潔にせず眠ってしまうと、唾液の現象、食事カスなど悪い環境が重なることでひどい口臭が起こるのです。

寝起きの口臭を予防するには

寝起きの口臭を予防するには、正しい歯磨きに加えオーラルリンスの使用がおススメです。

プロフレッシュの基本成分であるClO2が口臭の原因である食べカスなどの汚れに直接アプローチすることで、長時間の口臭予防を実現することができます。

特に、口臭が起きる就寝前だけでも口内環境を整えるために使用を推奨します。

また、いびきや鼻つまりなどで口呼吸をしてしまう方は改善が必要です。

いびき、鼻づまりにおススメなのは「ナステント」。



鼻から挿入したチューブで睡眠時の呼吸をサポートしてくれる医療機器です。

痛みはほとんどなく、鼻に注入したチューブが軌道を確保してくれるため、眠っている間もスムーズに軌道を確保することができます。

「6つの長さ(120〜145mm)」「右鼻用と左鼻用」「ソフトとハード」と種類が分けられているので、適切なものを無理なく使用することができるようになっています。

メチルメルカプタンが原因の口臭2.緊張

緊張したときの口臭原因は、眠っているときと同じく唾液の分泌が少ないことにあります。

「緊張して喉がカラカラだ」と思いますよね。

喉がカラカラだということは、口の中もカラカラに乾燥してしまっている状態なのです。

唾液の分泌量を増やしたいとき

唾液の量を増やしたいときには以下3つが簡単でおススメです。

緊張した時にも有効なので、意識して試してみてくださいね。

1.水分を摂る

体の中で水分が足りないときに1番最初に乾くのは『口内』なんです。

水分で口の中が潤っていれば、口臭の原因である最近も繁殖しづらくなります。

緑茶などでは利尿効果がるので、飲めば飲むほど体の外に出る水分のほうが多くなってしまうということも考えられるので『水』がおすすめです。

2.唾液腺マッサージ

唾液腺マッサージをすると唾液が増加します。

眠る前や、緊張して口の中が渇いてしまったときには唾液腺マッサージをしましょう。

唾液腺マッサージ

出典: http://www.kokucare.jp/training/training/daekisen/

耳たぶのすこし前方で上奥歯当たりのほほに人差し指をあて指全体で円を描くように優しく押していきます。

5~10回ほど繰り返したら反対にまわします。

顎骨の内側あたりをマッサージします。

耳の下から顎の先まで優しく押していきましょう。

顎の下の下の付け根あたりを両手の親萎靡で押し上げます。

グーッとおす動作を5~10回ほど繰り返して下さいね。

梅干やお酢などすっぱいものを想像してマッサージをすると、さらに唾液の分泌を促すことができます。

3.よく噛んで食べる

これは毎日の生活で気を付けることですが、食事をするときに噛む回数がすくないと顎周りの筋力が弱まり唾液量の低下へと繋がってしまいます。

物を噛むときは1度に30回以上噛んでから飲み込むようにして下さい。

既に弱ってしまった筋肉には『あたりめ』『するめ』などの固いものが有効です。

まずは右の奥歯で1度噛み、そのあと舌を使って左にもっていき奥歯で1度噛む。

それを毎日30往復ほどしましょう。

すぐに口臭を何とかしたい方も、食べ物をたくさん噛んで唾液を出すという面で非常に有効です。

メチルメルカプタンが原因の口臭3.虫歯と歯周病

虫歯

虫歯は、口の中にいる細菌が食べカスなどを分解してできた『歯垢』や、歯垢が歯にこびりついてできた『歯石』が原因です。

この歯垢や歯石を細菌がさらに分解していくために細菌から『酸』が放出されます。

酸が歯垢や歯石と一緒に歯を溶かすため虫歯となるのですが、この酸と食べかすの分解臭などが混ざり合って口臭へと繋がります。

歯周病

歯周病は歯垢の中にいる『歯周病菌』という細菌が悪さをして引き起こすトラブルの総称です。

現代日本人の成人のうち80%が歯周病を患っていると言われています。

歯周病

出典: http://www.seepa.jp/u/ogakishisyubyou/ch0031.html

歯周病菌は、歯周ポケットと呼ばれる歯と歯茎の間にたまります。

初期の段階では多くの方に自覚症状がないので、歯周病になっていると気が付かずに長い間菌を放置していることになるのです。

放置された菌は食べカスを元に増殖し、長い年月をかけて歯を溶かします。

歯が溶けてくると、歯茎と歯の隙間がひらくことにより細菌の存在やニオイが漏れてくるので、悪臭に気が付くというわけなのです。

歯槽膿漏(しそうのうろう)

歯周病が悪化して骨が溶けるほどの炎症を起こすと膿がでてくるのですが、この膿が出ている歯の状態を歯槽膿漏と言います。

歯槽膿漏は最近では分けて考えられずに歯周病の一種と認証されています。

歯槽膿漏(しそうのうろう)

出典: http://www.page-i.info/?p=4223

上の画像の○の部分を手で押し、排膿(はいのう)と呼ばれる膿が歯茎から出てくれば歯槽膿漏です。

歯槽膿漏だと歯周病の口臭プラス膿の臭いで口から悪臭がしてしまいます。

口臭予防におススメの歯磨き粉

歯を磨くときに使用する、歯磨き粉のオススメは「なたまめ歯磨き粉」です。

伝統爽快なたまめ歯磨き粉

なまためは古くから口内の環境を整えるのに有効だということが分かっていて、柿渋エキスによって軽度の歯周病の改善も期待することができます。

口臭予防におススメの歯磨き粉

出典: http://xn--w-j8t7b0b4805cj5qt54a.xyz/

なたまめ歯磨き粉は唾液の分泌を促す役目があるので、1カ月ほどの使用で、メチルメルカプタンの分泌量を80%も減らせるという報告もあります。

また、サンゴや貝殻などの天然由来成分で歯を白くする効果も期待できます。

歯のトラブルを予防するには

歯のトラブルを招きにくくするには『定期的に歯医者に通う』のが1番です。

虫歯や歯周病を早期発見することにより、素早く治療することができます。

また、正しい歯磨きをしていても歯垢や歯石を100%取り除くということは難しいので、定期的に歯医者に通って、細菌が増える元である歯垢や歯石を取り除いてもらいましょう。

半年に1度ほどの通院が望ましいです。

何も症状がない場合でも「定期検診で」と予約をしてくださいね。

口臭の原因2はメチルメルカプタン。
硫化水素との違いは「歯周病かどうか」。歯周病だと硫化水素ではなくメチルメルカプタンのガスが発生します。
唾液量が減少して細菌が口の中に繁殖しないように、マッサージやいびきの改善をしましょう。
お口の中のトラブルを回避するためにも定期的に歯医者に行くことが大切ですよ。

口臭の原因③:消化器系の病気や嗜好品が原因の『ジメチルサルファイド』

ジメチルサルファイドが発生するのは肝臓などの消化器系に病気があるときや、飲酒たばこなどが原因です。

口内にトラブルがなく、外的な要因もないのに口臭が治らない場合には胃の病気を疑ってください。

口臭が起きてしまう消化器系の病気、飲酒、たばこに分けてジメチルサルファイドの原因を詳しくご紹介します。

ジメチルサルファイドが発生する消化器系の病気

(1)胃炎、胃潰瘍

胃が弱ったころにより、胃の中に溜まった食べ物が消化不良によって残ったまま発酵してしまうので、口臭へと繋がってきます。

口臭は「卵が腐ったようなにおいが」特徴です。

(2)十二指腸潰瘍

十二指腸潰瘍も胃炎・胃潰瘍と同じように消化不良を起こしやすい病気の1つです。

しかも胃の中で臭くなったにおいの元が血液中に吸収され、全身を巡って肺に達したときに口臭となって悪臭が表れてしまうのです。

(3)逆流性食道炎

胃酸の逆流により、喉の奥や口の中まですっぱい液体が上がってくるのが逆流涎食道炎です。

その際の酸っぱいものは刺激臭でもあるので、口臭へと繋がります。

(4)胃がん

血液中に取り込まれて体中をめぐった臭い成分が、肺に到達して悪臭を発生させることがあります。

卵の腐った臭いや、きつい花の臭いがするという人もいます。

ジメチルサルファイド耳鼻咽喉科の病気

蓄膿症、扁桃炎、膿栓などが原因で口臭が起こる場合もあります。

この時の特徴としては、口臭が「肉の腐った臭い」や「膿の臭い」がすることです。

この場合は耳鼻咽喉科を受診しましょう。

(1)蓄膿症

蓄膿症で口臭が起きる原因は2つあります。

まず、蓄膿症は鼻の奥に膿が溜まるため、その膿から悪臭が発生してしまうのです。

この臭いは「膿のニオイ」で、他人よりも自分が感じやすい臭いでもあります。

2つめは、鼻が詰まってしまうために、口呼吸をするために起きる口臭です。

特に眠っているときなどは口呼吸がメインになるため慢性的に口の中が乾燥することになり、口臭を招いてしまいます。

(2)扁桃炎

扁桃炎

出典: http://relax-news.com/archives/2045

口や鼻からやってきたウィルスと対抗するために、扁桃の周りにはたくさんのポケットがあります。

扁桃はポケットで侵入してきたウィルスと戦うのです。

そのため、そのポケットには死滅したウィルスが溜まりやすく、それが原因で口臭が起こることがあります。

また、扁桃とウィルスの戦いが激しいと、細菌の毒性や作用で口の中が傷つき扁桃炎がおきるのですが、その際に口の中の粘膜が剥がれてポケットに溜まることが口臭の原因となることもあります。

(3)膿栓

膿栓

出典: http://bad-breath.jp/blog/070-oral/oral-5/attachment/wiki%E3%82%88%E3%82%8A-800%E3%81%9D%E3%81%AE%EF%BC%92px-tonsilloliths_20091119_prior_to_tonsillectomy/

扁桃炎は炎症が原因で起こるのですが、体質によっては傷口から「膿」が出ることもあります。

この膿が固まってできたものが「膿栓」で、膿もウィルスの死骸と一緒にポケットに溜まることとなるので、ウィルスの死骸のニオイプラス膿のニオイが口臭につながります。

これらの病気を予防するには、少しでも体に異変を感じたら病院を受診することが重要です。

ジメチルサルファイドの原因となる嗜好品

ジメチルサルファイドが発生する主な外的要因は「タバコ」・「アルコール」・「ニオイの強い物」など3つです。

(1)タバコ

タバコに含まれているニコチンは血流の循環を悪くしてしまうので、洗浄効果のある唾液を減らしてしまいます。

さらに、タバコに含まれているタールが口内に付着して悪臭を放ちます。

また、たばこの有害物質が喉や肺などにダメージを与えて耳鼻科や消化器系の病気に繋がることもあります。

(2)アルコール

アルコールは体内でアセトアルデヒドという悪臭の元となります。

これが身体中の毛穴からニオイとして発せられるので口臭に繋がってしまうのです。

さらにアルコールは体の水分も体外へ排出してしまいますから、唾液量も少なくなってしまいます。

また、暴飲暴食やどのすぎた飲酒が肝臓にダメージを与えて消化器系の病気に繋がることもあります。

(3)ニオイの強いもの

ニンニクやニラなどニオイの強いものは口臭の大きな原因です。

翌日までニオイが残るというのも有名ですね。

正確には食材を摂取してから約16時間ニオイが持続すると言われています。

ニンニクなどのニオイの元は身体中をめぐって毛穴から体外へ排出されます。

ジメチルサルファイドの発生を防ぐには?

外的な要因が原因で口臭がしている場合は、胃や毛穴から悪臭がしてしまっているので、口の中だけを清潔に保っても予防にはなりません。

同時に、口臭だけを改善しても体中から嫌なにおいがしてしまっているわけですから、エチケットが守れていないことになります。

そこでおすすめなのが、サプリメント「臭ピタッ」。



「臭ピタッ」は飲んだ時から有効成分が速やかに溶け出し、胃から大腸まで広がりニオイの元に直接アプローチしてくれます。

そして、溶けて広がった有効成分は気化することでさらに広がり体の隅々に広がり体外へ排出されます。

そのためニンニクやアルコールニオイだけでなく、おならや体臭なども無臭にしてくれるサプリメントです。

体に直接取り入れるものですから天然由来成分配合のこちらをオススメしました。

口臭の原因3はジメチルサルファイド。
これは口の中が悪いのではなく、内臓や鼻に問題があることが原因で起こる口臭です。
それ以外にもたばこやにんにく、などニオイが強いものを食べた時もジメチルサルファイドのガスが発生して口臭へとつながります。

口臭の原因④:3つの原因以外にも『精神的な原因』が考えられる!

ご紹介した硫化水素、メチルメルカプタン、ジメチルサルファイドの3つの原因以外にもう1つ口臭の原因があります。

それは、ストレスや心理的なものです。

ストレスなどの精神的なものが体に影響を与える効果は絶大なのです。

ストレスが原因で本当に口臭がすることもあれば、口臭がしていると思い込んでしまう心の病気まであります。

(1)ドライマウス

ドライマウスは口の中がカラカラに乾いて唾液量が少なくなってしまう現象です。

唾液量が少なくなると、今までご紹介した通り口臭に繋がってしまいます。

ドライマウスの精神的な原因としては、ストレス・うつ病、自律神経失調症などがあります。

自律神経は、内臓の動きや体温・血圧・ホルモン・免疫など、身体に重要なものを調節しているのですが、そこの働きがストレスなどで乱れることにより、ドライマウスとなってしまうのです。

精神的な要因以外のドライマウスの原因は、老化・薬の副作用・3.脳血管障害の麻痺・放射線治療などがあります。

(2)自臭症

本当は口臭がないのに「自分は口臭がある」と思い込んでしまう自臭症というものもあります。

これは、思い込みや過去のトラウマでなることが多く、自分の力では治すのが困難です。

30分以上歯を磨かないと安心できなかったり、口臭が気になって1日に何度も歯を磨く方は要注意。

心療内科や口臭外来に相談してみましょう。

口臭外来って何?検査内容に料金など教えて!

このように、口臭の原因は多岐にわたるため今までは1つの病院で原因を突き止めることが困難でした。

しかし、口臭の原因と対策について深い知識をもった専門医たちがいる『口臭外来』に受診すれば、なぜ口臭が起こるかを突き止め、その原因にあった病院を紹介してくれるのです。

例えばジメチルサルファイドが口臭の原因だったとして、今までは口臭の原因を突き止めるために、思い当たる病院をすべて行かなければなりませんでした。

不安な気持ちのまま歯医者に行き、問題がなくて内科を受診したという方もいるでしょう。

「口臭は歯医者」と思い込んでいた方の中には、歯医者を受診して「問題ないですよ」の一言でそれ以上病院を受診されないという方もいます。

しかし、口臭外来ができたことで1度の検査で硫化水素、メチルメルカプタン、ジメチルサルファイドの量を図ることが可能になり、口臭外来→内科と自分の口臭原因である病院へとスムーズに受診できるようになったのです。

口臭外来ではどのような検査をするの?

口臭外来ではまず、『カウンセリング』を行います。

いつから口臭がでるのか、歯はどのように磨いているのかなどの質問もこの時点でされます。

その後『尿検査』『口腔内検診』を行い、実際に口臭があるのか、何が原因なのかを調べていきます。

ほとんどの場合はプライバシーを保護するために個室でカウンセリングを行うことになるので、人目が気になる方でも安心して受診することができますよ。

代表的な口腔内検診

口腔内検診では、機会を使って口臭の原因を調べていくことになります。

(1)ツインブレーサー

口の中のガス、吐く息、口の中のガスの混合を調べて、口臭が本当にするのかを調べます。

(2)BBチェッカー

口臭の原因の「ガス」がどこに多く存在しているのかを調べる機械です。

口腔内ガス・呼気ガス・鼻腔ガスを測り分けることができるので、口臭の原因がどこにあるのかを機械で探ります。

(3)アテイン

口の中にどれくらい口臭につながる細菌がいるのかを調べます。

細菌の量を検査することにより、口臭発生の可能性を分析します。

(4)モイスチャーチェッカー

舌が乾燥していないか、舌苔がついていないかを調べる機器です。

口臭外来の検査が終わったら指導の開始

口臭外来の検査が終わったら、今度は指導です。

ただし、口臭外来が指導するのは「口の中」に関することのみ。

たばこやアルコールなどの外来的要因で口臭がしている場合は元を断つしか方法がなく、内科や心療内科が原因だと分かれば紹介状を作ってくれます。

指導内容は歯磨き指導や、口の中のクリーニング、食事などの生活改善指導などになります。

指導と併用して、漢方やサプリメントなどを使用するという治療方法も多いようです。

1~3カ月ほどに1度受診し、過去データと見比べてすべてのデータが良くなり、本人が納得したらそこで通院が終了になります。

口臭外来の料金は

口臭外来は自由診療なので保険を使うことはできません。

病院にもよりますが、カウンセリングは無料で大まかな検査に50,000~100,000円ほどが一般的です。

カウンセリングを受診して、検査を受けるか受けないか決めてもいいという病院もありますから、不安な場合は1度問い合わせをしてみるのが良いでしょう。

口臭外来で紹介状を書いてもらった場合は、紹介状先の病院では保険が適用されることがほとんどです。

口臭外来はこちら↓
口臭治療予約

口臭の原因は全部で4つ。
口の中の細菌やトラブル、ニオイの強いものの食事、内臓系の病気、心療内科と分けられるのですね。

歯医者に行っても口臭の改善がしない場合は、歯のトラブルではないからなのです。
色々なところに受診するのが嫌な方には、口臭外来はとてもおススメですよ。

今すぐ口臭をどうにかしたいとき

口臭の原因、対処法が分かったところで、次は『今すぐに口臭をどうにかしたいとき』の対処法をご紹介します。

緊張して唾液が少なくなってしまった、うっかり口をあげて居眠りしてしまったなど身近なもので口臭を無くしていきましょう。

口臭を根元から改善するには歯の治療や体の病気を治したりと長期戦になることもあります。

口臭の根元からの改善と、一時的でも口臭をケアできる方法を同時に行うのがベストな選択肢です。

口臭予防1.食べ物

毎日取り入れる食事に加えるだけで口臭予防が期待される食べ物をご紹介します。

ポリフェノール

(ポリフェノールを多く含む食べ物)
緑茶、ココア、ごぼう、さつまいも、ぶどうなど
 
ポリフェノールとは色素や苦味、渋みの成分です。

イソフラボンやカテキンなど総称を言います。

このポリフェノールには強い抗酸化作用があるので口臭予防や虫歯予防に最適です。

食事に取り入れたり、食後の飲み者として取り入れていきましょう。

アルカリ性食品

(アルカリ性食品食品を多く含むもの)
梅干し、酢、緑黄色野菜、大豆、牛乳、リンゴ、レモンなど

アルカリ性食品には口内のオーラルケアに役立つカルシウム、マグネシウム、カリウムなどの成分が豊富に含まれています。

マグネシウムは精神の安定にも効果的だと言われていますから、口臭の原因が精神的な要因だと思われる方は毎日の食事に取り入れましょう。

梅干しは塩が含まれていますから、たくさん食べすぎると口内の水分を奪ってしまいます。

1つの食材を摂取するのではなく、アルカリ性食品でもいろいろなものをバランスよく取り入れることが大切です。

口臭予防2.牛乳

ニンニクやニラなど臭いの強い物を食べたときに有効な方法が『牛乳を飲む』ことです。

これは、牛乳に含まれるたんぱく質が、においの元であるアリシンを包み込んで消化吸収されにくくする作用があるからなんです。

さらに牛乳を食前に飲むことで胃の中に膜を張り、ニオイの元を包み込むという効果もあります。

アルコールやたばこなどの口臭は消せませんが、ニオイの強い物を食べる前と後は牛乳を活用しましょう。

口臭予防3.ブレスケア

タバコなどの外的要因、精神的ストレスなどの内的要因の場合はいくら歯磨きや食事で対策を取っても口臭が治ることはありません。

そのためタバコを吸った後や、緊張で口が渇いた後などはブレスケアで対応していきましょう。

ブレスケアはものを舐めたり噛んだりすることで口内の唾液量を多くしてくれる働きがあります。

しかし、口の中にいる細菌を取り除かなければブレスケアでほんの一時的に唾液量を増やしてもまたすぐに口臭が発生してしまいます。

オススメは「オーラルデント」。

オーラルデント

唾液が持つ抗菌活性を高めて口内の原因菌をしっかりケアしてくれる飴です。

赤ちゃんが飲む母乳や、口内に元々ある唾液と同じ自然由来成分を使用しているので、体に影響もありません。

口臭だけでなく歯周病菌にもアプローチしてくれます。

口の中の細菌が原因の口臭は、タブレットやガムなどで一時的に口臭を抑えても、細菌はやっつけられないのですぐにまた口臭がしてしまいます。
口臭を確実に抑えるためには殺菌効果のあるものを利用しましょう。

口臭ケアで好感度UP!清潔で快適な生活を送りましょう

口臭、ワキガ、加齢臭など「ニオイ」はデリケートな問題なので、不快に思っている相手も直接指摘しづらく発見が遅れがちです。

セルフチェックや病院に定期検査に行くことで、人に与える不快感の要素を無くしていきましょう。
 
口臭は病気を知らせる症状でもありますから、無視せずに原因を探ることが健康にも繋がっていきます。

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