ジメジメした雨の時期には特に「カビ」が気になりますよね。
カビがあるとお部屋の匂いもカビ臭くなるし、何より不衛生です。
きちんと除湿しているのにどうしだろう、湿度も気を使っているのに・・。
そんな方必見のカビ対策をご紹介していきたいと思います。
目次
カビの繁殖条件
カビの原因は大きく分けて4つに分けられます。
温度
湿度
栄養分
酸素と水分
1つずつ詳しくご説明していきたいと思います。
カビの繁殖条件①温度
カビが発生しやすいのは20~30℃前後です。
25℃前後の温度だと活発に繁殖します。
しかし注意して欲しいのがカビが「発生しやすい」のが20℃からなだけで、冷蔵庫内の低い温度でも生えることが分かっています。
カビが衰えるのは30〜36℃以上。
30℃で活動が衰え、36℃前後でほぼ停止します。
カビの繁殖条件②湿度
カビは湿度が50%以上で繁殖をはじめ、60%を超すと活発に繁殖を始めます。
そうすると湿度をグンと下げておきたいですが、インフルエンザや風邪をはじめとしたウイルスは、湿度が40%以下で活動をはじめてしまうので、お部屋の中の理想的な湿度は45〜50%になります。
しかし湿度計はとてもデリケートな物で置く場所や商品によっても差があります。
商品をよく選んで、基本的には目の高さほどの湿度を目安にするといいですよ。
赤ちゃんや動物がいるご家庭は、赤ちゃんや動物の位置に湿度計を置いて温度を測りましょう。
カビの繁殖条件③栄養分
カビは光合成ができないのでタンパク質、炭水化物、脂肪、アミノ酸などを必要とします。
浴室についている人間の垢や、パンなどがカビの餌となるわけです。
食べかけはきちんと密封し、食べられる期間が過ぎたら処理をしましょう。
ゴミもこまめに捨てるようにしてくださいね。
部屋だけでなく部屋全体を清潔に保つことがカビの繁殖を抑えるには重要な条件になってきます。
カビの繁殖条件④酸素と水分
部屋の湿度を40%以下に下げても、実はカビが生えます。
それは水分があるから。
水周りではない寝室などにカビが発生している場合がありますよね。
その理由の1つは、人間は寝ている間に汗をかくからです。
布団や枕はその汗を吸っているわけですから、カビの繁殖条件になり得るのです。
カビ予防はこれが必須!カビの予防対策3選
カビについて分かったところで、次はカビの予防対策をご紹介していきます。
意識的に生活に取り入れれば格段にカビの繁殖を防ぐことができますよ。
カビ予防対策①風通しをよくする
カビを予防するには風通し良くするのが重要です。
畳や家具の裏側に風をあてることも必要です。
風通しが良くなることによって無駄な水分や結露も無くなっていきます。
押入れや家具の隙間などにも忘れずに風を通していきましょう。
換気扇や扇風機を活用するといいですよ。
カビ予防対策②エアコンのフィルターは定期的に掃除する
エアコンの中は、冷暖房を運転停止したのと同時に温度が上昇します。
その過程で結露が発生するので、カビの主な生息場所の1つです。
カビが生息しているフィルターを使い続けていると、風に乗ってカビも一緒にやってきてしまうわけですからカビがさらに増殖することにもなりますし、健康面も心配です。
エアコンのフィルターは、少なくともエアコンを頻繁に使用する時には掃除をしてから使うようにしましょう。
カビ予防対策③部屋干しをしない
水気の多く含んだものを畳や絨毯のある部屋に置くと室内の湿気が高くなりカビが生えやすくなります。
観葉植物も同様ですので、たくさん家の中に置くのはオススメではありません。
雨などで外に洗濯物が干せない場合は、部屋干しではなく浴室乾燥機などで乾かしてくださいね。
科学的なカビ対策!
カビ予防をしてもまだ気になる箇所には「ミョウバン水」が有効です。
ミョウバン水の作り方
ミョウバン:10g
水:400ml
スプレータイプのボトルにミョウバンを水で薄めたものを入れて、気になる箇所にスプレーしていきましょう。
ミョウバンはスーパーの食品コーナーや100円ショップで購入できます。
スプレータイプのボトルも100円ショップで購入可能です。
ミョウバンには消臭効果、殺菌効果があり、ゴボウのアク抜きなどにも使われるため人体に影響はありません。
ミョウバン水はシミにもならないので、絨毯、畳、浴室と幅広くカビ対策ができます。
快適な家づくりでカビ対策!
基本的には、暑くない、ジメジメしない、臭わないなどの快適な家づくりができていればカビは繁殖しません。
余計なものは捨て、清潔を保ち、水分が溜まりやすいところにはミョウバン水を振りかけておきましょう。
特に梅雨の時期はいろいろなところにミョウバン水を振りかけておくと、あらかじめカビ予防をすることができますよ。
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